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「幸せの1ページ」

2008.9.5

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明日より公開される「幸せの1ページ」の試写。


監督・脚本:ジェニファー・フラケット、マーク・レビン 原作:ウェンディ・オルー(「秘密の島のニム」) 製作・脚本:ポーラ・マズール 出演:ジョディ・フォスター、アビゲイル・ブレスリン、ジェラルド・バトラーほか 上映時間:96分 配給:2008米/角川映画


潔癖症&外出恐怖症……等、メンタル面で問題を抱える女流作家アレクサンドラは、ふとしたことから、南の島の孤島で暮らす海洋生物学者ジャックの娘ニムとメールのやりとりをするようになった。ある日、アレクサンドラは、ニムからSOSのメールを受け取る。ことの重大さを憂慮したアレクサンドラは、ニムを救うために地球の裏側へ向かう決意をする……。


ジャンル分けするならば、子供向けの冒険ファンタジ・コメディといったところだろうか。


主要な登場人物は、ジャック、ニム、アレクサンドラの3人。3人はそれぞれ別々の苦難に直面する。ニムの父親ジャックは、船旅の途中で船が座礁。ニムは父の身を案じながら無人島で一人暮らし。そして、引きこもりの女流作家は、一念発起して未知の世界へと旅に出る!


3人のなかでも、とくに印象深いのはニムの物語だ。父の存命を信じながらの大奮闘。激しい嵐を耐えしのいだかと思えば、ある外敵(珍客)に対しては、クレバーかつ大がかりな作戦を計画→カラダを使って実行。いつ折れてもおかしくない彼女の心を支えているのは、タフで勇敢な父と、大好きな冒険小説に出てくる主人公アレックス・ローバーの存在だ。信じる力のなんと尊いことよ。ヘコたれるどころか、日増しにタフになっていくニムに共感し、勇気をもらう子供たちも少なくないだろう。


そんなニムをサポートするのが、島の動物たちだ。トドにトカゲにペリカン……。ニムがそうした動物たちと以心伝心、気持ちを通わせる姿が、観る者をなごませる。と同時に、人間の手が入っていない無人島で、お手製のツリーハウスに住み(ターザンロープが楽しい!)、大自然のなかを走り回るニムには、うらやましささえ感じる。


一方、ニムとは異質の頑張りを見せるのが、ジョディ・フォスター演じる女流作家だ。神経症的な彼女が旅の途中でくり広げるドタバタ劇は、滑稽を通り越して痛々しいほどだ。本作はその痛々しさをユーモアに変換しようと試みているが、コメディのセンスは凡庸そのもの。しかも、彼女の臆病さを引っ張りすぎているため、後半は胸焼けを感じる。この手のキャラクターであれば、どこかで大胆に舵を切って“脱・神経症”を演出してあげてもよかったように思う。


ジョディ・フォスターのコメデエンヌぶりは新鮮だが、コメディの枠にムリヤリ押し込まれた感があるうえ、ひいき目に見ても、やはりハマリ役とはいえない。一方、注目の子役アビゲイル・ブレスリンは、寂しさを押し殺してたくましく生きる少女ニム役を巧みに演じている。


ちなみに、時折、女流作家の前に現われる冒険家アレックス・ローバーは、実は彼女が執筆する冒険小説に出てくる主人公だ。自分が生み出した空想上のヒーローからアドバイス(お小言?)を受けながら旅をするという演出は、いかにも映画的で楽しめる(このヒーローを演じるのは、ニムの父親役と一人二役となるジェラルド・バトラー)。


心を揺さぶるヒューマンドラマや、抱腹絶倒のコメディとして期待しすぎると、いろいろとアラの目立つ作品だが、大自然のなかで、一人の少女が成長していく冒険ファンタージーとしてとらえれば及第点か。少なくともアスファルトで固められた社会に生きる子供たちにとっては、世界に対する視野を広げてくれる作品といえそうだ。



お気に入り点数:60点/100点満点中

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 気づけば初日に見に行ってしまった…。  もう少しシリアスな映画かと思ったら、全然違って、ハートウォーミングでコメディタッチの軽いノリの映画だった...

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2008年09月19日 17:19

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ひきこもりな冒険小説作家、アレックス・ローバーの冒険物語であり、火山の島に住むニムの「ホーム・アローン」的おうちを守る物語に、家族と疑似恋愛がスパイスのハ...

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