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作家の安水稔和/阪神大震災から10年を迎え

05.1.30


若いころは詩を書いていても、自分で新しい言葉を作るんだという思いが強かった。今は、自分の言葉なんてものはほとんどない。言葉は才能で生み出すものではないと考えています。言葉とは、過去の人々の心が盛られた記憶です。そこには死者の震災の記憶もあります。たくさんの人が様々な思いを込めて使ってきた言葉を私も使わせていただくだけです。これから生まれる人の言葉も加わるでしょう。言葉とは過去・現在・未来にわたる記憶なんです。未来の記憶のためにいま書きたい。

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