コンサート/ イタリア・オペラ 名曲アリア・コンサート@サントリーホール
2008.8.23
第44回日伊声楽コンコルソ入賞者披露記念「イタリア・オペラ 名曲アリア・コンサート」を鑑賞。オペラ界の登竜門「日伊声楽コンコルソ」入賞者の3人——大澤一彰さん(テノール)、岸七美子さん(ソプラノ)、小川里美さん(ソプラノ)——に加え、国際的プリマの木下美穂子さん(ソプラノ)と、日本が世界に誇るスーパー・テナー、福井敬さん(テノール)が出演。菊池彦典が指揮する読売日本交響楽団のフルーオーケストラをバックに、美声を響かせた。
残念だったのは、福井さんの声の調子が思わしくなく、最後に予定されていた木下さんとのデュエット「すでに夜も更けて」(ヴェルディ「オテロ」より)が取りやめになったこと。その直前に歌った「誰も寝てはならぬ」(プッチーニ「トゥーランドット」より)のときから声に伸びがなく、かすれ気味の声でやや音程を外すような場面があり、あれっ? と思っていたが、どうやら体調不良を押しての出演だったようだ。
「日伊声楽コンコルソ」入賞者の3人は、いずれも堂々としていてすばらしかった。とくに大澤さんの風格ある歌いっぷりには引き込まれた。そして、小川さんは美声と美貌を兼ね備えて実に華麗な雰囲気を作り上げていた。抑揚のある読売日本交響楽団の演奏にも感動した。
しかし、サントリーホールの音響ってスゴイや。
【出演者】
木下美穂子(ソプラノ)
福井敬(テノール)
大澤一彰(第44回日伊声楽コンソルソ第1位)
岸七美子(第44回日伊声楽コンソルソ第2位)
小川里美(第44回日伊声楽コンソルソ第3位)
【指揮】
菊池彦典
【管弦楽】
読売日本交響楽団
【主なプログラム】
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」より“おだやかな夜”(小川里美)
マスカーニ:「イリス」より“私は怖い夢を見た”(岸七美子)
ベッリーニ:「清教徒」より“いとしい乙女よ、貴女に愛を”(大澤一彰)
ドニゼッティ:「連隊の娘」より“友よ、なんて楽しい日だろう”(大澤一彰)
ヴェルディ:「ルイザ・ミラー」より“むごいことよ、ああ神様”(木下美穂子)
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」より“ある日青空を眺めて”(福井敬)
プッチーニ:「トゥーランドット」より“お聞きください”(福井敬)
プッチーニ:「トゥーランドット」より“誰も寝てはならぬ”(福井敬)
ヴェルディ:「椿姫」より“乾杯の歌”(福井氏を除く全員)
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