■涙と笑いの物語
物語「うんめいのでんわ」
2006.7.31
会社勤めをしていたころのこと。
転職希望先(A社)に履歴書を送ったことがある。
そんなある日の休日。
トイレで「大」をしているときに、自宅の電話がけたたましく鳴った。
物語「ぱぱへのかんしゃじょう」
2006.6.19
わが家にはモモカという5歳の娘がいる。
そのモモカが私あてに書いた手紙が、机の上に置かれていた。
子供特有のくねくねしたへびのような文字。
つたなさ満点。
でも、一生懸命書いた子供の手紙というのは、
親にとってはうれしいものである。
つたなければつたないほど、なおさらに。
物語「あんどうクンのたんじょうび」
2006.5.11
あれはボクが小学3年生のときのこと。
同じクラスのあんどうクンの誕生日会があった。
当時は、自分の誕生日に友達数人を自宅に招き、パーティをするのがはやっていた。
お母さんが用意してくれる手料理に、ケーキとジュース、そして盛りだくさんのおやつ。
愛すべき非日常である。
物語「滋賀のおばあちゃん」
2004.9.13
大阪在住の70歳前後と思われる女性から私の携帯に電話があった。
「もしもし、○○かいな?」と身に覚えのない名前を言うので、
私は「違います」と答え、この電話番号を3年以上使っていることを伝えた。
すると、おばあちゃんは「あら、イヤやわー、おかしな話しやでー」
「やっぱおかしーわ。息子から聞いたやさかい、この番号」と言う。
「おそらく聞き間違いでは?」と私が言うと、
「だって一度はつながっりはったんよ」とおばあちゃんは譲らない。
電話番号を読み上げてもらったが、番号に間違いはない。
物語「浮気性の彼氏」
2004.1.14
夜、ミスタードーナツで原稿を書いていると——
ハタチくらいの女の子が泣きそうな顔で店に入ってくる。
席につくやいなや携帯で友達に電話をかける。
「どうしよう。今ね、彼氏を見ちゃったの。
今日はふじみ野なんかにいるハズないのに……歩いててさ。
なんかビックリして声かけられなくてさ……」