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戸田マラソンin彩湖/ハーフ・完走までの道 その1

2007.9.7


11月18日に開催される「戸田マラソンin彩湖」のハーフマラソンにエントリーしましたー。


ハーフマラソンに出場するのは5月4の「春日部マラソン」以来、約半年ぶり。個人的には、初のフルマラソンとなる来年2月の「東京マラソン2008」の前哨戦として考えていたんだけど(前哨戦にしては時期が離れすぎ?)、報道されている通り、東京マラソンの出場権を得るためには約5倍の抽選倍率をかいくぐらなければならない。なんとしても次回出たいのだが、こればかりは神のみぞ知る、だ。


さて、以前チロっと書いたので一応ご報告を。健康診断で引っかかってしまった件のこと。その後、病院ふたつ(うちひとつは心臓専門)を渡り歩いて検査をしてもらった。


で、検査結果はやはり「右脚(うきゃく)ブロック」。3人の医師のうち1人の医師には「左脚前肢(さきゃくぜんし)ブロック」もあるかもしれない、と言われた。


ワケわからんと思うので、簡単に説明すると、心臓のドックン、ドックンというのは自分で発電した電気で動いているらしいんだけど、その電気を心臓に伝えるのに大きく3本の線があるんだって。それが「右脚」と「左脚前肢」と「左脚後肢」。そのうちの「右脚」が切れており、もしかしたら「左脚前肢」も切れているかもしれない、というのがワタシの症状。ただ3本中2本が切れても、残り1本で電気は送られているから、心臓はフツーに動いているというわけ。


恐ろしいのは、残りの1本が切れてしまった場合である。この頼みのツナが切れてしまうと、心臓の動きが弱まり、失神したり、サイアク突然死なんていうこともありうるという。


ただ、その危険性がより高いのは、「右脚」や「左脚前肢」が切れた原因として、心臓やその他に何らかの病気がある場合らしい。ワタシの場合、エコー、心電図、X線の検査の結果、心臓本体に異常は見られなかったし、血液検査等もオールセーフ。つまり、今すぐに残りの1本が切れて、失神したり、突然死したりする可能性は(あくまでもデータ上は)極めて低いということなのだ。


で、前にも書いたけど、一度切れた線を戻す治療方法はなく、しかもほかに病気らしい病気が見当たらないワタシは、とくに病院に通う必要もなく、半年あるいは年に一度のスパンで、心電図やエコーで経過観察を続けるよりほかないという……まあ、無罪放免とまではいかなかったけど、保護観察付きの仮釈放にしてもらったという感じなのかな(^^;)


ところで、ワタシは「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)」という言葉が好きだ。簡単に語源を説明すると——


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中国の北にある老人が住んでいました。さらに北には胡(こ)という異民族が住んでおり、国境には城塞がありました。


あるとき老人の馬が北の胡の国のほうに逃げていってしまいました。馬は高く売れるので、近所の人たちは気の毒がって老人をなぐさめました。ところが老人は残念がらずに、こう言いました。


「このことが幸福につながらならないとも限らないよ」


しばらく経ったある日、逃げた馬が、胡の良い馬をたくさん連れて帰ってきました。そこで近所の人たちがお祝いを言いに行くと、老人は首を振って言いました。


「このことが禍(わざわい)につながらないとも限らないよ」


しばらくすると、老人の息子がその馬から落ちて足の骨を折ってしまいました。近所の人たちがかわいそうに思ってなぐさめに行くと、老人は平然と言いました。


「このことが幸福につながらないとも限らないよ」


1年が経ったころ、胡の人たちが城塞に攻め入ってきました。多くの若者たちは兵士として戦いに向かいましたが、多くは戦死してしまいました。しかし、老人の息子は足を骨折していたので、戦いに行かずに済み、無事でした。


(出展「SIDE-2のHOME」を一部リライト)


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この話は、中国の古い書物「淮南子(えなんじ)」に収められているものだ。解釈はいろいろだろうけど、ワタシはこのエピソードをちょっと大胆に「一喜一憂することのバカバカしさ」と解釈、もっといえば表面的な価値に流されないことの大切さを示した教訓だと思っている。少し分かりづらく言えば、「人の幸、不幸は一喜一憂するに値しない」ということだ。


とはいえ、ワタシもデキタ人間ではないので、現実的には、“いいことがあったら、まずは喜び、そのあとすぐに気を引き締めよう。悪いことがあったら、とりあえず落ち込み、そのあとすぐに顏を上げよう”——とまあ、そのあたりで対応できればと思っている次第。


今回の心臓の一件も然りで、“突然死”の文字がちらついたときはそれなりにショックだったけど、今は——


「このことが幸福につながらないとも限らないよ」


の精神で顏を上げている。


心臓専門の病院に行ったときに驚いたのが、子供たちの姿をちらほら見かけたこと。小さな胸を痛めている子供たちが少なからずいる。34歳まで心臓ピンピンで、そうのえフルマラソンまで走ろうと目論んでいる自分の幸福に気づけただけでも、神様はいい機会を与えてたと思う。


で、肝心なマラソンについての医師の見解だが、ひとりの医師は「今すぐ心臓がどうこうということはないが、医師としては積極的にオススメできない」。もうひとりの医師は「マラソンはハードなスポーツなので、健康人であってもオススメできるものではない」とのこと。つまり、マラソンってのは健康面からするとあまり好ましいスポーツではないということだ。ま、そりゃそうか。健康のためにカラダを動かすなら42.195kmも走る必要ないしね(^^;)


しかしまあ、乗りかかった船なので、フルマラソンだけは必ずしや一度完走したいと思ってる。今のワタシにとって、マラソンはぜひとも手に入れたい「縮図」なのだ。一歩一歩(大きな意味では一日一日)積み重ねればゴールにたどり着くという「縮図」を、自分のカラダに経験として記憶させておきたいのだ。そうすれば、未来に何が起きようとも、その記憶を呼び起こすことで、何らかの解決法が見つかるだろうから……。


手に入れたいのは、人生の目標をクリアするための必携品。


金では買えない宝物だ。

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