■転がるコラム&エッセイ
模擬評議に参加して、今「裁判員制度」に思うこと
2008.3.17
先週、さいたま地方検察庁主催の模擬評議に参加した。これは平成21年の5月までにスタートする「
映画批評「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
2007.11.17 映画批評

公開中の「
監督・脚本:山崎貴 原作: 西岸良平 脚本:古沢良太 主題歌: BUMP OF CHICKEN 出演: 吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、三浦友和、薬師丸ひろ子、須賀健太、小清水一揮、小日向文世ほか 上映時間:146分 配給:2007日/東宝
昭和30年代という、ちょっとやそっとではふり返れない時代背景と、そうした当時を鮮やかによみがえらせる大道具&小道具、マニアックなまでに芸の細かい映像、プラス、これ以上ないほどのノスタルジーをつめ込んだ脚本を推進力にしながら、日本人のDNAに間違いなくストライクボールを放り込む群像街角人間ドラマ『ALWAYS ・三丁目の夕日』。
ピアノ発表会にまつわる怒りと失望と反省
2007.7.24
先日の日曜日に、娘のピアノの発表会があった。娘が弾いたのは映画『天空の城ラピュタ』の主題歌「君をのせて」。先生との連弾だ。春に曲をまっさきに覚えたまではよかったが、その後、一向にうまくならない……。いや、練習さえしようとしない娘に、最初はどうしたものかと静観していたが、3週間前になってもやる気が見られない娘に対し、「間違えずに弾けないのなら発表会には出さない!」と叱りつけ(泣いても容赦なし)、ようやく間違えないレベルにまでこぎつけた。音楽的にはまったく聴くに値しないのかもしれないが、本番では下手なりに本人に頑張ろうという姿勢が見られたので、親としては一応納得はしている。
児童虐待と、聞き上手な父親と、ご苦労様のススメと
2006.12.20
先日、児童虐待のテレビ番組をやっていた。虐待のある家庭に入り込んだカメラ。1歳と3歳の子供が、母親の虐待(「ネグレスト」と呼ばれる育児放棄も含めて)」に耐えている姿を見て、ふるえた、涙が出た。
仰木監督の訃報
2005.12.16
今から10年以上前の夏、
僕が伊豆は下田のリゾートホテルでバイトをしていたときのこと、
当時近鉄の監督を務めていた仰木監督が
シーズン中にもかかわらず、ビーチに現れた。
現れたといっても、ビーチには誰一人いなかった。
台風が接近していて、波が荒れに荒れていたからだ。
ビーチの係をしていた僕と友達2人は、ほぼ開店休業状態だった。
「ホワイトバンド」について
2005.12.3
数ヶ月前から話題のにぼっていた「ホワイトバンドは詐欺の可能性あり」という批判に対する私見。
「慈善」に対する「偽善という見方」は、何も今に始まったことではない。そもそも慈善というのは、他人が評価できる類のものではないだろうし、他人が評価すべきものでもない。もし評価していいとしたら、自分自身か、あるいは手を差し伸べられた側の人々であるべきだろう。
戦争デビルに駆逐される前に
2005.8.15
戦争とは簡単にいえば復讐の応酬である。
人間は加害者意識よりも被害者意識にが強いため、一度そのサイクルにハマると、なかなか出ていくことができない。だが、復讐は復讐した者にどれだけの利益や幸福をもたらしてくれるのだろうか? よく分からない。
おててつないで仲良くゴールを黙認!?
2005.5.22
夜中に見たセリエA「レッツェ対レッジーナ」のホーム最終節は、かなり衝撃的であった。日本の実況や解説も「こ、こんなことってあるんですね……」と唖然としてたもの。
モノ作りのカクニン作業
2005.5.17
ミュージシャンがよく最終的に出来上がった音源を、ボロボロのラジカセやクルマの純正デッキなどで鳴らして、最終チェックをするという話をよく耳にする。これには最終的にCDを買った人たちが実際に聴くかもしれない状況での音を確認しておきたいという意図がある。
ルールなき「竹島」と「独島」の綱引き合戦
2005.3.18
島根県が「竹島の日」条例案を可決。それを受けて韓国が態度を硬化させている。「竹島」は日本語名で、韓国では「独島(トクド)」と呼ばれている。
岡部幸雄という心のヒーロー
2005.3.10
中学生のときにやたらと競馬好きの友達がいた。その友達の家に遊びに行くと、1年間の重賞レースなどをダダダっと流す「年間競馬ダイジェスト」のようなビデオをよく見せられたものだ。
「キャッチボールで6000万円」に物申す
2005.2.19
公園でキャッチボールをしていた児童2人のボールが1.5m離れていたよその小5男児の胸にあたり死亡した事故で、裁判所は児童2人の両親ら被告に6000万円の支払いを命じたという。
“苦しめるもの”が天職
2005.2.13
最近取材したある方がこんなことを言っていた。
「残念ながら、人が一生で極めることができる専門分野はひとつがいいところだろう」
異論なし。
もちろん、優れた人というのはいるもので、一生を通じてふたつも三つも専門分野を極めてしまう人もいる。けど、ふつうは良くてひとつだろう。
キャスター界のイチローに期待!
2005.2.12
「ニュースステーション」はあまり見ていなかったが、「報道ステーション」は毎日のように見ている。久米宏という人にはまったく興味がなかったが、古舘伊知郎には以前から興味があった。「ザ・ベストテン」で黒柳徹子と絡む久米宏より、「夜のヒットスタジオ」で加賀まりこに絡む古舘伊知郎のほうが好き。ただその程度の差にすぎないが。
プロ野球「岩隈問題」
2004.12.22
岩隈問題が決着をみる。正直、この問題に関しては、岩隈に対してかなり冷ややかな目で見ていた。もちろん、岩隈の気持ちも分からなくはないが、それを言ったら、オリックスに行きたかった楽天選手も、楽天に行きたかったオリックス選手も、ほかにもまだたくさんいただろうに、と思ってしまう。
信号機は過保護な親のごとし!?
2004.12.20
「ゴルゴ13」でおなじみの漫画家・さいとうたかを氏が、深夜テレビで「信号が赤になったら止まる、青になったら歩く、ということをあたり前のようにやっている現代人は危うい」というような主旨の話をしていた。
大増税時代前夜、着々と
2004.12.15
本日、大増税時代を予感させる来年度税制改正大綱が決まる。05年には定率減税が半減となり、06年度には原則廃止に向う方向。06年度に所得税と個人住民税の抜本見直しが行われると同時に、07年には消費税を含む税制の抜本改革(増税)が行われるという。
アスリート張りに脳をキタえよ
2004.12.6
一流スポーツ選手の中には「流動性能力」を鍛えている人が少なくないという。谷亮子は激しい有酸素運動の合間に、暗算をする練習を取り入れているそうだ。前頭前野を鍛えて、咄嗟の判断力を良くしようというのが狙いだという。イチローは小さいころから対向車のナンバーの右2ケタと左2ケタを瞬時にたし算していたという。じっくり答えを導き出すのではなく、「瞬時に」というのがポイントだ。脳はアスリートが鍛えるに値する部位なのだろう。
エイズ急増国の真犯人は?
2004.12.1
今日は「世界エイズデイ」。日本は先進国で唯一、20代、30代の感染者が増えているという。性教育の至らないせいなのか、社会的なアナウンスが足りていないせいなのか、モラルが低下しているせいなのか、その原因を特定するのは難しいだろう。
球団の身売りが見透かすプロ野球の膿
2004.11.22
西武の身売りは回避されたが、結局、ダイエーは身売りされる運びとなった。西武もダイエーもパ・リーグでは人気球団、しかも実力も上位の双璧。にもかかわらず、経営は成り立っていないのである。赤字は赤字でも、グループ全体を見渡したときに、プロ球団を保有することのステータス、および、そこから生まれる相応の派生効果を得ているのかと思いきや、実状はそうではないことがハッキリとした。
国とはイッタイ……?
2004.10.26
日本人がイラクでまた拘束。——に対して日本国内の反応は今ひとつ鈍い。
それが新潟県中越地震のせいなのか、拘束された人の身元が(日本人かどうかも含めて)判然としないからなのかよく分からないが、かつてあの3人を見殺しにした(結果として殺されなかったが)国らしい反応という気もする。拘束された人が、ジャーナリストでもボランティアでもない単なる旅行者だったとすると、以前にも増して自己責任の云々が問われるのだろうか。
地球が回る、はダレが教える?
2004.9.22
国立天文台の教授や小学校教諭らが全国の公立小学校4〜6年生を対象に調査したところ、「太陽は地球の周りを回っている」と思う子供が4割、月の満ち欠けが起きるのは「月が地球の影に入るから」と、月食と混同している子供も4割——という結果が出たという。
腹切りなき時代に訪れた自殺大国の憂うつ
2004.9.9
旧ソ連・東欧圏を除く主要先進国で一番自殺者が多いのが日本というニュース。自殺者総数ではなく、人口10万人に対する比率。世界全体では10位の24.1人(男35.2人、女13.4人)。99年の調査では16.8人の23位だったので、大きな変化と見ていいだろう。45〜64歳の自殺者が増えているという。
人間サビルベカラズ
2004.8.30
「酸化」という言葉は、小学校のころに習う言葉だろうか。人間も「酸化」し続けていることは、最近はかなり知られるようになってきた。人間が食べ物を食べ、それを消費することも酸化作用の一つ。人間は死というゴールを目指しながら自分のエネルギーを消費し、「酸化」し続けている。
「見えない敵」は必要 or 不要?
2004.8.28
沢木耕太郎が「女子マラソンで優勝した野口みずき、入賞を果たした坂本直子と土佐礼子の3選手が、『高橋尚子』という『見えない敵』と戦って勝った」という内容のリポートを書いたことに、村上龍があからさまな嫌悪を示した。
私見、王者二段階制理論
2004.8.16
オリンピックでメダルを取った人たちの態度や表情、言葉が、大きく2つに分かれることに気づく。一つは「最高です!」「本当に嬉しい!」と感極まり、涙さえ見せる人たち。もう一つは「まだ実感がないです」と他人事のように淡々と語る人たち。
ある銀行のオカシな綱紀粛正
2004.3.5
行員が顧客から預かった約3億3000万円を私的流用していた事件で、宮崎太陽銀行が、不祥事防止策の一環として、約40項目におよぶ風紀チェック項目を作成したという。
一流シェフの自殺理由
2003.4.11
1か月以上前になるだろうか、新聞の3面記事に次のような見出しを見つけた。「本場三ツ星シェフ、自殺」。
自殺を図ったのはフランス料理界を代表するシェフとして知られるベルナール・ロワゾー氏。記事は自殺の原因について「同氏が経営する三ツ星レストラン『ラ・コートドール』が、フランスガイド【ゴー・ミヨー】で評価を落とされたことが原因では?」と伝えている。
食して死すのはご勘弁
2002.12.23
現代人は自分のカラダが蝕まれつつあることへの自覚が足りないように思える。「余計なお世話だ」という声が聞こえてきそうだが、これは決して個人だけの問題では済まされない側面をもっている。
万年「?」のNHK受信料徴収システム
2002.11.1
今さらながら、NHKの受信料徴収システムに納得がいかない。
NHKの存在自体を否定するつもりは毛頭ない。特殊法人であるNHKは、スポンサーなしでは成り立たない民放と違い視聴率に縛られない番組制作が魅力であり、その点における身軽さはあらゆる欠陥を補ってあまりあるものであろう。
モラルなき「表現の自由」への不安
2002.9.28
先日、人気作家・柳美里の作品「石に泳ぐ魚」をめぐる裁判の判決で、モデルとなった女性(以後A氏)のプライバシーを侵害したとして、最高裁は原告の損害賠償請求を認め、小説の出版禁止を命じた。
花の植え替え、労働の社会性
2002.9.21
私が住む町には、歩道や交差点などにいくつものプランターが置かれ、そこにはたくさんの花が植えられている。寿命を見透かしたかのように花はタイミング良く植え替えられ、名も知れぬ色とりどりの花々が、一年中、地域住民の目と心をなごませている。
「みそ汁マシン」が作るおふくろの味
2002.9.13
近ごろ街中に“おふくろの味”をウリにした和定食屋が増えている。ご飯、みそ汁、焼き魚、小鉢などがワンセットとなってお盆に載って出てくる、あのスタイルだ。
米国同時多発テロ、その映像放映の是非
2002.9.11
世界貿易センタービルに飛行機が突撃し、ビルが瓦解していくあの映像がテレビで流れなくなったのは、テロ発生から1週間ほど過ぎてからだったであろうか。放送協定でもあったかのようにピタリと流れなくなった。「刺激的な映像は必要以上に繰り返さない」と各局。小さな子供たちへのショックを配慮しての放映自粛であった。
ああ哀しや、24時間マラソン
2002.8.24
間寛平、トミーズ雅、赤井英和、山口達也、錦野旦……。はじめに断っておくが、実際に走った人たちには何の不満も恨みもない。しかし、どう考えても釈然としない。恒例となっている24時間テレビのマラソンである。
「冷静さ」を欠いていたスポコン精神
2002.8.12
連日、甲子園では高校球児が奮闘している。日本の夏の風物詩の一つだ。
私も高校球児だった。汗まみれ泥まみれになって打ち込んだ青春には、たくさんの楽しい思い出が詰まっている。「継続は力なり」という言葉の意味を身をもって知ることができたのも、野球をやっていたおかげである。
お粗末マクドナルドの市場攻撃
2002.7.27
マクドナルドのハンバーガーが、わずか2年半の間に、平日130円→65円→80円→59円と推移してきた。しかも80円への値上げから59円への再値下げまでの期間はわずか半年。いくら自由価格競争の世の中とはいえ、こうまで派手に価格を上げ下げされては、消費者の不信感が募るのも当然だろう。
性同一性障害者の性別
2002.7.17
ココロとカラダの性に違いが生じる「性同一性障害」。以前であれば「自分の性に違和感がある」と告白する人に対する社会の目は相当に厳しいものであったが、医学的見地から「病気」として認知されるようになった昨今では、その状況も少しずつ変わりつつある。
ムズカシイぜ、スローフードめ!
2002.7.12
最近頻繁に耳にする「スローフード」という言葉。これは“食事はゆっくりと楽しみながら食べよう”という趣旨と同時に、“大量生産した加工食品ではなく、地元で採れる伝統食材を食べましょう”といった意味を含んだ、欧州発のライフスタイルである。
「ぬいぬ!」の正解
2002.7.6
朝日新聞で連載されている「あのね—子どものつぶやき」で、久しぶりにナイスな投稿を見つけた。
「ねこの子どもは、こねこ。じゃ、いぬのこは」と母に問われ、しばらく考えてか自信たっぷりに「ぬいぬ!」
イメージが生むオイシイ効用
2002.7.4
夢や目標を実現させるためには、いいイメージを描くことが大切だ。
マーフィーの法則ではないが、成功者と言われている人たちは、イメージの描き方が上手な人たちなのだろう。
W杯と国家の微妙な関係
2002.6.27
サッカーW杯の日本代表に対する国民の加熱ぶりは正直驚いた。
マスメディアもこの異常事態に敏感に反応し、会場周辺や繁華街で盛り上がるサポーターの姿が、頻繁にブラウン管に登場するようになった。
「歩きタバコ禁止条例」なるものの冒涜
2002.6.26
他人が持つタバコの火に接触して熱い思いをした経験は何度かあるが、シチュエーションは大きく二つに分けられる。一つが「飲み会の席上」。もう一つが「歩きタバコ」による接触である。
著名人のプライベートサイト
2002.6.25
日本代表としてW杯を沸かせた中田英寿は、自身のプライベートサイト上で、【自分が発言したことさえ、まったく違う事実として報道されてしまうんだからね】と、昨今の粗野なジャーナリズムに対する思いを語っている(それにしても、朝日新聞の1面に載った「中田の代表引退」記事までが誤報だったとは……)。
