エイズ急増国の真犯人は?
2004.12.1
今日は「世界エイズデイ」。日本は先進国で唯一、20代、30代の感染者が増えているという。性教育の至らないせいなのか、社会的なアナウンスが足りていないせいなのか、モラルが低下しているせいなのか、その原因を特定するのは難しいだろう。
ただ、一つだけ言えることは、エイズについての知識は、子供がある程度の年齢に達したときに「親が伝えるべきもの」ということである。
学校や社会がエイズについての知識をアナウンスすることはもちろん必要だが、最終的には、親がどれだけリアルに青少年の性状況を把握し、子供に性やエイズの問題点と対策を伝えられるか、そこに尽きる。
たしかに人間の本能的な欲求と深くかかわる「性」を教えることは容易ではない。しかし、エイズの問題は、単なる「性」の話とは訳が違うし、ましてや、それを「恥ずかしい」という理由で避けることは、かなり無責任なことである。
エイズの問題に限らないが、親が子供に何も話さない、あるいは話そうとしない状況が、子供たちを不安に陥れるということは少なからずあるだろう。その不安が引きがねとなり、ある子供は内向に向うかもしれないし、ある子供は暴力に向うかもしれない。内向や暴力を子供自身や社会のせいだけにするのは、親のぶざまな責任転換にすぎない。
親は子供たちに自立を100%応援すべきだとうは思うが、ことエイズのような生死にかかわる案件については、まずは親自身が道しるべを提示する、あるいは、子供たちが自分の足で歩いていける場所まで導いてあげることをしてあげなければいけないだろう。
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