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子供の質問には即答するな?

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小さい子供が親(大人)に
何かを訊いてきたときは、
答えではなく、
質問で返すことも大切です。
つまり、
すぐに答えを言わない、
ということ。
「質問で返す」を言い換えると
「本人に考えさせる」です。
たとえば、
「パパ、地球ってどのくらい大きいの?」
と訊かれた場合、
私ならこう答えます。
「ももかは、どのくらい大きいと思う?」
「意地悪いなあ」と思う方も
いるかもしれません。
考えても分からなかったから
質問してきたのかもしれないのに……
確かにそうかもしれません。
でも、いいのです。
もしも親がパっと答えを言ったら、
そこで子供の思考は
止まってしまいます。
大切なのは、
子供の思考の可能性を
切り開いてあげることです。
答えが正しいか正しくないかは
あまり重要ではありません。
それでも
「うーん、考えたんだけど
 分からないんだよなあ」
と子供が答えたら、
「じゃあ、日本の大きさって
 どれくらいなんだろう?」とか
「世界にはいくつくらい
 国があるのかな?」とか
「海と陸ってどっちが広いのかな?」
という具合に、
子供の思考が新たな次元に
移行するような質問をしていきます。
「答え」というゴールには、
できるだけ自力でたどり着いてもらう。
親はそのサポート役なのです。
子供の質問に対して質問で返す
もうひとつ大きな理由は、
「子供とコミュニケーションを図る
 絶好の機会だから」です。
子供と質問のやり取りをしたり、
一緒に答えを考えたりすることで、
おのずと彼らの愛や情操が
育まれていきます。
もしも、
「パパ、地球ってどのくらい大きいの?」
と質問されたときに
すぐに答えを言ってしまったら、
子供の思考が停止するだけでなく、
愛や情操を育む機会まで
逃してしまうことになります。
小学校低学年くらいまでであれば
質問に対して質問で返しても、
あまりムっとされません。
(わが家には小6の娘がいますが、
 今でもムっとはされません)
なぜなら、子供にとっては
思考が動く感覚も、
親とのコミュニケーションも
楽しいものだからです。
子供に何か訊かれたときに、
すぐに答えを言ってしまう。
それは、教育という点において、
大きなリスクかもしれません。
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