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残念な「しゃべりすぎ」とは?

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「私、しゃべりすぎてしまうんです…」
よく耳にする会話の悩みのひとつです。
果たして「しゃべりすぎ」は
いけないことなのでしょうか?
イエスともノーとも言えません。
本人が「しゃべりすぎた!」と思っても、
話を聞いている相手が、
楽しんでいるのであれば、
あるいは「もっと聞きたい!」と
思っているのであれば、
それはOKなのでしょう。
一方、残念な「しゃべりすぎ」があるとしたら、
それは、相手の反応を見ることなく
自分がしゃべりたいことだけを
延々としゃべり続ける人でしょう。
相手が
▲つまらなそうな顔をしても
▲飽きた顔をしても、
▲聞き疲れた顔をしても、
▲興味なさそうな顔をしても、
▲眠たそうな顔をしても、
▲怪訝な顔をしても、
▲怒りで顔を硬直させても、
▲鼻くそをほじり始めても、
▲「貴様、黙れ!」とちゃぶ台をひっくり返しても、
自分がしゃべりたいことを
ひたすらしゃべり続ける人です。
こういうタイプの場合、
人から「アイツと話すと疲れる!」
と煙たがれてしまう可能性があります。
会話が双方向のコミュニケーションである以上、
相手の反応を無視するわけにはいけません。
いえ、むしろ、相手の反応には
十分に注意を払う必要があります。
もしも、しゃべりすぎる傾向がある方で、
「相手の反応は気にしていない」
と自覚しているのであれば、
何かしらの改善策が必要でしょう。
相手の反応(表情など)に注意を払う

自分の行動(しゃべり)を変える
というプロセスが、
改善策の王道です。
たとえば、
相手がつまらなさそうな顔をし始めたら、
◎話を切り上げる
◎話の主導権を相手に渡す
◎話の内容を変える
◎話し方を変える
◎質問をする
……などして、
その場の空気感を変えるのです。
「話し方に抑揚をつけてみたら、
 相手が楽しんでくれるようになった」
「話したいことの半分ほどで
 話を切り上げたほうが、
 相手が興味をもってくれる」
「自分がしたい話ではなく
 相手が好きそうな話をしたら
 会話がふくらんだ」
「相手に話をふりながら話すと
 相手が喜んでノってくる」
このように、相手の反応にあわせて
話し方を試行錯誤することで、
残念な「しゃべりすぎ」が
少しずつ改善されていくでしょう。
もっとも、
残念な「しゃべりすぎタイプ」に限って、
自覚症状に乏しいものですが……。
(それどころか「自分は話が得意!」
 と思っているケースも少なくありません)
自分本位で話すのではなく、
相手本位で話をする——。
しゃべるのが好きなのであれば、
残念な「しゃべりすぎ」ではなく、
相手に喜ばれる「しゃべりすぎ」を
目指しましょう。
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