相手が伝えようとしていることを理解していますか?
会話をするときには、
相手が何を伝えようとしているのか、
その真意をよく見極める必要があります。
たとえば、
あなたに小学3年生の娘
マキちゃんがいたとします。
学校から帰ってきたマキちゃんが、
ニコニコしながら
こんなことを言いました。
「ママ〜、今日ね、
教室で給食を全部こぼしちゃったの。
でも、佐藤先生に怒られなかったんだよ!」
こんなとき、
あなたなら何と返事をしますか?
シ
ン
キ
ン
グ
・
タ
イ
ム
「あら、給食をこぼしたの?
ちゃんと掃除はした?」
「ええ、そうなの?
お友達に迷惑かけなかった?」
「給食をこぼしちゃダメじゃないの!
先生に怒られなきゃいいの?」
「給食をこぼしたのに怒られなかったの?
まったく佐藤先生はあまいんだから!」
このような返事を
考えた人もいるでしょう。
もちろん、
模範解答はありません。
ただ、ひとつ気をつけたいのが、
マキちゃんが何を伝えようとしているのか、
その真意の見極めです。
マキちゃんが伝えたかったのは、
「佐藤先生が優しかった」
ということではないでしょうか?
そのことが嬉しかった。
その嬉しい気持ちを伝えたくて、
帰宅早々、わざわざママに
報告したのではないでしょうか?
だとしたら、
その気持ちを受け止める形で、
マキちゃんに返事をするのが
理想ではないでしょうか。
「そう、怒られなかったんだ。
佐藤先生、とっても優しいね」
そんなふうな返事をしたら、
きっとマキちゃんは満足するでしょう。
<気持ちを理解してもらえた>
と感じるからです。
一方、仮にママが
「先生が怒らないからといって
給食はこぼしちゃダメよ!」
という正論を吐こうものなら、
マキちゃんは、
ひどくガッカリするでしょう。
なぜなら、
牛乳をこぼしてはいけないことくらい
自分が一番よく分かっているからです。
にもかかわらず、
ママにそのミスを責められたら、
<嬉しいことがあっても、
もうママに話すのはやめよう>
と思うかもしれません。
これは子供と大人の会話に
限ったことではありません。
相手が何を伝えようとしているのか、
その真意が理解できていないと、
話すほどに心の溝が深まるという
哀しい事態を招いてしまいます。
相手は、あなたに
何を伝えようとしているのでしょう?
正論や持論は抜きにして、
まずは、言葉の真意を見極めましょう。
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