山口拓朗公式サイト
山口拓朗公式サイト > 会話力、コミュ力の鍛え方 > 相手が伝えようとしていることを理解していますか?

相手が伝えようとしていることを理解していますか?

Pocket

182.jpg
会話をするときには、
相手が何を伝えようとしているのか、
その真意をよく見極める必要があります。
たとえば、
あなたに小学3年生の娘
マキちゃんがいたとします。
学校から帰ってきたマキちゃんが、
ニコニコしながら
こんなことを言いました。
「ママ〜、今日ね、
 教室で給食を全部こぼしちゃったの。
 でも、佐藤先生に怒られなかったんだよ!」
こんなとき、
あなたなら何と返事をしますか?









「あら、給食をこぼしたの?
 ちゃんと掃除はした?」
「ええ、そうなの?
 お友達に迷惑かけなかった?」
「給食をこぼしちゃダメじゃないの!
 先生に怒られなきゃいいの?」
「給食をこぼしたのに怒られなかったの?
 まったく佐藤先生はあまいんだから!」
このような返事を
考えた人もいるでしょう。
もちろん、
模範解答はありません。
ただ、ひとつ気をつけたいのが、
マキちゃんが何を伝えようとしているのか、
その真意の見極めです。
マキちゃんが伝えたかったのは、
「佐藤先生が優しかった」
ということではないでしょうか?
そのことが嬉しかった。
その嬉しい気持ちを伝えたくて、
帰宅早々、わざわざママに
報告したのではないでしょうか?
だとしたら、
その気持ちを受け止める形で、
マキちゃんに返事をするのが
理想ではないでしょうか。
「そう、怒られなかったんだ。
 佐藤先生、とっても優しいね」
そんなふうな返事をしたら、
きっとマキちゃんは満足するでしょう。
<気持ちを理解してもらえた>
と感じるからです。
一方、仮にママが
「先生が怒らないからといって
 給食はこぼしちゃダメよ!」
という正論を吐こうものなら、
マキちゃんは、
ひどくガッカリするでしょう。
なぜなら、
牛乳をこぼしてはいけないことくらい
自分が一番よく分かっているからです。
にもかかわらず、
ママにそのミスを責められたら、
<嬉しいことがあっても、
 もうママに話すのはやめよう>
と思うかもしれません。
これは子供と大人の会話に
限ったことではありません。
相手が何を伝えようとしているのか、
その真意が理解できていないと、
話すほどに心の溝が深まるという
哀しい事態を招いてしまいます。
相手は、あなたに
何を伝えようとしているのでしょう?
正論や持論は抜きにして、
まずは、言葉の真意を見極めましょう。
※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※
◎仕事・ブランディングにブログを活用しよう
投稿添削特典付き(21日間)の文章スクール
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
山口拓朗ライティング塾

◎執筆、講演、取材の依頼はお気軽に
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
お問い合わせ
★中学生にも分かる! 「ダメな文章」が「伝わる文章」に変わる!
【絶賛発売中】山口拓朗著
伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則 』(明日香出版社)
★会話力・コミュニケーション力を高めたい方へ
【好評発売中】山口拓朗著
どんな人ともドギマギせずに会話がふくらむコツを集めました! 』(三笠書房)
★ベストセラーの電子書籍
【Kindle版】山口拓朗著
ダメな文章を達人の文章にする31の方法 〜なぜ、あなたの文章はわかりにくいのか?〜
★『ダメな文章を達人の文章にする31の方法』の続編
【Kindle版】山口拓朗著
文章が変わると人生が変わる!文章力アップ33の方法〜

記事はお役に立ちましたか?

以下のソーシャルボタンで共有してもらえると嬉しいです。

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
Pocket