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選挙演説の善し悪しとは?

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最近、選挙立候補者の演説を
動画で視聴する機会が増えました。
演説を聴いていて思うのは、
選挙演説の善し悪しは、
エモーティブな(=感情に訴える)言葉を
「もっているorもっていない」で決まるな、
ということです。
ロジックは似ているのに、
候補者Aの言葉は心にグサグサ突き刺さり、
候補者Bの言葉はまったく突き刺さらない。
そんなことが、しばしばあります。
前者はエモーティブな言葉を
もっている候補者です。
選挙演説の目的はなんでしょう?
自分の政治理念や政策を伝えること?
いいえ、違います。
聴衆の1票を自分に投じさせることです。
つまり、演説を聴き終えた聴衆が
最終的に「この候補者に1票投じたい」
という気持ちにならなければ、
演説としては失敗なのです。
では、
汗水を流して一所懸命に演説をすれば、
誰よりも大きな声をあげれば、
他の候補者を激しく批判すれば、
「清き1票をお願いします!」と叫べば、
聴衆の心は動くのでしょうか。
答えはノーです。
大切なのは、
聴衆のニーズ(欲求や不満を含む)が
どこにあるのかを把握しているかどうか、
そして、彼らと同じ目線から
彼らの琴線にふれる言葉を
投げかけられるかどうかです。
それができる候補者は
語り口はクールでも、
エモーティブな言葉を
もっている人だと思います。
エモーティブな言葉をもっている人は、
人の心を動かすことができる。
人を行動へと促すことができる。
人前で話す機会が多い人は、
「人の心を動かす」には何が必要か、
選挙演説から学ぶのもいいでしょう。
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