目の前にいる人を楽しませる
以前、タレントの佐藤弘道さんに
インタビューをする機会がありました。
弘道さんは、2005年までの12年間、
NHK「おかあさんといっしょ」の
体操のおにいさんとして活躍しました。
体操のおにいさんに抜擢された当時を振り返って、
「最初の2年は戸惑うばかりでした…」
と弘道さん。
1回の番組収録に集まる子どもは45人。
予測不能な動きをする
45人の3歳児に目を配りながら、
番組の進行やカメラの動きを気にしなければいけない。
カメラの向こう側にいる子供たちのことも、
考えなければいけない。
相当に神経をすり減らしていたそうです。
意識が変わったのは、
3年目に入ってから。
番組の進行やカメラの動き、
カメラの向こう側にいる子供たちではなく、
目の前にいる45人の子供を
楽しませることだけに
意識を向けるようになったといいます。
「なかにはどうしても親御さんから
離れられない子どももいます。
そういう子は、当然、テレビには映りません。
でも、その子が家に帰ったときに
『今日は楽しかったね!』って言ってくれたら、
それでオッケーなんです」
そう語ってくれました。
目の前の子供たちを楽しませることができれば、
おのずとスタジオの雰囲気はよくなる。
その雰囲気はカメラの向こう側、
つまり、各家庭にも伝わるそうです。
「最初の2年間は……
スタジオに来てくれた子供たちに
本当に申し訳ないことをしました」
そう何度も口にする弘道さん。
誠実を絵に描いたような方でした。
目の前の子供たちを楽しませる。
イコール、
目の前の人(事柄)に集中する。
この考え方は、仕事はもちろん、
自分自身がよりよく生きるためにも
有効ではないでしょうか。
遠くの人よりも、
まずは身近な人。
遠くの出来事よりも、
まずは今この瞬間。
それが「生きる」
ということなのかもしれません。
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