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No.56「マーズ・アタック!」

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 銀幕をさまよう名言集!  No.56  2009.12.27発行 
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1996年/アメリカ 「マーズ・アタック!」より
火星人の襲撃を受けてパニックに陥る地球人の姿を、
ブラックユーモアを交えてコミカルに描いたSFコメディ。
監督はティム・バートン。
序盤、アメリカ大統領(ジャック・ニコルソン)が、
ブレーンの一人であるケスラー教授(ピアース・ブロスナン)に意見を求める。
大統領    「(火星人が)地球へ来た目的は何だ?
        友好的な種族か?」
ケスラー教授は答える──
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       「彼らの科学技術は非常に高いレベルにあります。
        ということは文明も進んでいます。
        当然、平和的な種族でしょう」
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ケスラー教授はさらに続ける──
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       「一方、人類はといえば、
        攻撃的で危険な種族です。
        恐れるべきは、
        我々よりも、彼らのほうだ」
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                                以上。
なるほど。
地球外生命体の来訪というと、
どうしても「地球侵略」というワードが、
頭によぎるが、
実はそんな心配は無用なのかもしれない。
なぜなら、ケスラー教授の言う通り、
未知なる星を訪れることができるほど
科学技術が発達した種族であれば、
「友好的・平和的」だと思われるからだ。
高度なレベルの科学技術に到達するには、
それなりに時間を要するはずだ。
言い方を換えれば、
その星の文明が高いレベルにあり、
恒常的な平和が保たれていない限り、
科学技術が高度なレベルに到達することは難しい、
ということだ。
たとえば、同じ星に住む同一種族同士で
殺し合いなどしているようでは、
科学技術の発展を待たずして、
星自体が「自滅」してしまうかもしれない。
世界各地に紛争を抱える地球人は、
まだこの「自滅」の余地を残している訳だが。
歴史と照らし合わせると、
地球人の文明もかなり進んだかのように見える。
ただし、紛争やいさかいが絶えない文明は、
やはりまだ「未熟」なのだろう。
(環境破壊などという自傷行為も、
「未熟」さを示す証拠の一つだと思うが)
       「一方、人類はといえば、
        攻撃的で危険な種族です。
        恐れるべきは、
        我々よりも、彼らのほうだ」
地球外生命体が、
安心して地球を訪れることができないのは、
このような理由があるからかもしれない。
いつの日か、
地球上から紛争や殺し合いがなくなったころ、
それまで静観していた「地球外生命体」が、
「おっ、地球もだいぶ成熟したなあ」と、
地球訪問の予定を組んでくれるかもしれない。
……もっとも、そんな説得力のあるセリフとは裏腹に、
皮肉屋のティム・バートンらしく、
「マーズ・アタック!」に出てくる地球外生命体は、
おかまいなしに地球を攻撃する(笑
映画としては、
短絡的な美談に転ばない、
そんなバートン監督の姿勢が大好きだ。。。
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●編集後記             
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2009年はメルマガの発行回数が、
激減してしまいました。。。
不徳の致すところです。
ま、それはそれとして(←おいおい、流すな!)、
読者の皆さんには感謝しています。
創刊号が08年1月1日ですので、
「銀幕をさまよう名言集!」も、
創刊して間もなく2年になります。
正直、2年も続けて、
これだけ発行部数が少ないメルマガも少ないと思います(キッパリ!)。
こういうのを本当の「自傷行為」と言うのかもしれません。
いや「自慰行為」と言うべきか。。。
でも、考え方を換えれば、
そんな「自慰行為」に付合ってくれる読者が
少なからずいるということは、
これ、スゴイことかもしれません。
とはいえ、いつまでも読者の皆さんに、
甘えていてはいけませんね。。。
来年は「自慰行為」から少しでも脱却し、
皆さんのタメになるような、
情報をお届けできたらと思っています。
リニューアルでもするか……?
「お前の自慰行為なんて見たくないんだよ!」
でも
「あなたの自慰行為が好き〜」
でも、
「自慰行為というよりも、あなたのことが好き〜〜」
でも、
何でも構いませんので、
ぜひ皆さんの声をお聞かせてください。
yamatak47★yahoo.co.jp
(★を@に変えてください)
2010年が皆様にとって、
素敵な1年になりますように!
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