山口拓朗公式サイト

伝わる文章の書き方/「〜たり」の使い方に注意

Pocket

いきなりですが、例文をお読みください。
<例文>
私たちは、営業をしたり、宣伝をすることで、なんとか商品を売ろうとした。
意味は伝わりますが、文章としては崩れています。
この文章では、商品を売るために、ふたつのことをしています。
ひとつは「営業」で、もうひとつは「宣伝」です。
これらは、どちらが重要ということではなく、並列の関係にあります。
したがって、「たり」という並列助詞を使うことは問題ありません。
ただし、並列助詞「たり」は、反復して使うのが原則になります。
次のような文章にするべきでしょう。
<例文の修正>
私たちは、営業をしたり、宣伝をしたりと、なんとか商品を売ろうとした。
つまり、「営業をしたり、」と書いた時点で、並列する語にも同じ並列助詞「たり」を付けるのがセオリーというわけです。
もしも並列の文章にこだわらないのであれば、並列助詞「たり」を用いずに、次のように書いてもOKです。
私たちは、営業や宣伝をするなどして、なんとか商品を売ろうとした。
あるいは、私たちは、営業をするほか、宣伝にも力を入れて、なんとか商品を売ろうとした。
ちなみに、「たり」には、単独で使用する用法もあります。
「風邪をうつされたりしたらたいへんだ」などがそうです。
これは、ひとつの動作や状態を例に挙げて、ほかにも同類の事柄があることを暗示する用法(副助詞的用法)です。
この用法があるために、並列助詞「たり」の片方が抜け落ちる(並列が乱れる)間違いが多いのかもしれません。
くり返しになりますが、並列助詞「たり」は、反復して使うのが原則になります。
比較的長い文章を作るときに、抜け落ちやすくなるようなので、注意しましょう。
※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※
◎仕事・ブランディングにブログを活用しよう
投稿添削特典付き(21日間)の文章スクール
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
山口拓朗ライティング塾

◎執筆、講演、取材の依頼はお気軽に
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
お問い合わせ
★中学生にも分かる! 「ダメな文章」が「伝わる文章」に変わる!
【絶賛発売中】山口拓朗著
伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則 』(明日香出版社)
★会話力・コミュニケーション力を高めたい方へ
【好評発売中】山口拓朗著
どんな人ともドギマギせずに会話がふくらむコツを集めました! 』(三笠書房)
★ベストセラーの電子書籍
【Kindle版】山口拓朗著
ダメな文章を達人の文章にする31の方法 〜なぜ、あなたの文章はわかりにくいのか?〜
★『ダメな文章を達人の文章にする31の方法』の続編
【Kindle版】山口拓朗著
文章が変わると人生が変わる!文章力アップ33の方法〜

記事はお役に立ちましたか?

以下のソーシャルボタンで共有してもらえると嬉しいです。

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
Pocket