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伝わる文章の書き方/訴えかける文章を書くには?

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読者に訴えかける文章を書くにはどうしたらいいでしょう?
今回はひとつコツをお伝えします。
<例文1>と<例文2>のどちらのほうが、読者に訴えかける力を持っているでしょうか?
<例文1>
12年連続で自殺者が3万人を超えたという。
他の欧米先進国に類を見ない異常事態である。
先日も私が乗っていた電車が人身事故で急停車した。
再び電車が動き出すまでに1時間を要した。
翌日の朝刊には自殺を伝える記事が載っていた。
私は大きなショックを受けた。
<例文2>
12年連続で自殺者が3万人を超えたという。
16分に1人のペースで誰かが命を絶っている計算になる。
先日も私が乗っていた電車が人身事故で急停車した。
その瞬間「まさか?」と胸騒ぎを覚えた。
案の定、翌日の朝刊に自殺を伝える記事が載っていた。
ショックが大きく、私は朝食を半分以上残してしまった。
↑私なら<例文2>に軍配を上げます。
<例文2>のほうがより具体的かつ主観的です。
「3万人」といわれても、ふーんという感じですが、「16分に1人のペース」という具体的な数字があることで、読者はリアルな感覚として「異常事態」を把握します。
つまり、「異常事態」という言葉を使わずに「異常事態」であることを伝えているわけです。
<例文1>の「他の欧米先進国に類を見ない異常事態である」は、内容が総論的すぎるため、<例文2>ほど読者に訴えかける力がありません。
電車が急停車したエピソードも、<例文2>のほうが読者の心に響きます。
<例文1>は「再び電車が動き出すまでに1時間を要した」と客観的事実だけを伝えていますが、<例文2>は「その瞬間『まさか?』と胸騒ぎを覚えた」と主観的な気持ちを語っています。
この主観こそが、読者の共感を誘うのです。
最後のセンテンスも「私は朝食を半分以上残してしまった」という主観的な一文が利いています。
次の2点を覚えておくといいでしょう。
◎人間はより身近で具体的な出来事(データ)に高い関心を抱く(総論<各論)
◎人間は客観的事実よりも主観的事実に心を動かされる
これをヒントに読者に訴えかける文章を書いてみてください。
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