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伝わる文章の書き方/誤用に注意「基本的に」

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先日、無自覚に使ってしまいがちな言葉として「とりあえず」「基本的に」「ある意味」「要するに」「逆に」などがあります、とご紹介しました。
その際に「とりあえず」の例を挙げましたが(記事はコチラ)、今回は「基本的に」の誤用例を紹介します。
<例>
私は基本的に運動音痴なので、○○○○です。
↑「基本的に運動音痴」という言葉をそのまま受け取るのであれば、「例外的に運動が得意」ということになります。
しかし、この方が「例外的に運動が得意」ということは十中八九ないでしょう。
なぜなら、運動音痴は全般的に運動が苦手な人を指す言葉ですので(笑)。
つまり、わざわざ「基本的に」を用いなくても、「私は運動音痴なので、○○○○です」と書けばいいことなのです。
「ワタシ、基本的にまぐろって嫌いなんですよ」という場合、例外的に好きなまぐろ料理があるならまだしも、全般的にまぐろが嫌いなのであれば、「ワタシ、まぐろって嫌いなんですよ」でいいはずなのです。
「基本的に」という言葉は、表現を曖昧にするための言葉ではありません。
強いて挙げるなら「原則的に」「本質的に」「根本的に」などに通じる意味があります。
先日は「とりあえず」、今回は「基本的に」の誤用例を挙げましたが、「ある意味」「要するに」「逆に」なども、本来の意味を損ねたカタチで使われがちな言葉です。
「別の意味」もないのに、「ある意味」を使っていませんか?
「要するに」と書いておきながら、ダラダラと説明をしていませんか?
「逆に」と書いておきながら、逆を書いていないことはありませんか?
無自覚に使ってしまいがちな(本来の意味を損ねる)言葉に気をつけましょう。
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