山口拓朗公式サイト
山口拓朗公式サイト > 伝わる文章の書き方 > 伝わる文章の書き方/無自覚言葉を使っていませんか?

伝わる文章の書き方/無自覚言葉を使っていませんか?

Pocket

意味のズレた無自覚言葉を使っていませんか? たとえば、「基本的に」「ある意味」「要するに」「逆に」「ふつうに」など、です。
使うのは構いませんが、正しい意味を備えていなければ、相手に誤解を与えかねません。
<例1>
私は基本的に音痴なので、人前で歌いたくありません。
「基本的」の「基本」とは、誰が決めたどういう基本でしょう? 漠然としていてよく分かりません。
また、「基本的に音痴」という言葉をそのまま解釈するなら、「例外的に音痴じゃないこともある」と考えられます。 本当にそうなのでしょうか?
<例1の修正>
私は音痴なので、人前で歌いたくありません。
このように、「基本的に」という言葉を使わずに、シンプルに言えばいいはずです。
<例2>
あの教授の授業は、ふつうに嫌いだ。
「ふつうに」とはどの程度でしょう? 誰の基準なのでしょう?
<例2>
あの教授の授業は嫌いだ。
このように「ふつうに」を使わなくても、十分に伝わります。
ほかにも気をつけたい無自覚言葉はいくつもあります。
「ある意味、切ないです」
※「ほかの意味」では切なくないのでしょうか?
「要するに、君たちのアイデアはいつも打算的で、なおかつ~」
※「要するに」と言っておきながら、要約されていない。「要は」も同じ。
Aさん:「明日は朝、7時集合でどうかな?」
Bさん:「いや、逆に、8時くらいというのはどう?」
※「逆に」と言っておきながら、逆を言っていない。
話し言葉であれば、表情や口調で言葉を補完できるので、誤解を招くリスクは低めかもしれません。
一方、文章で無意識言葉を使うのは、誤解やトラブルのもと。ビジネス文章での使用は、とくに気をつけましょう。
※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※
◎仕事・ブランディングにブログを活用しよう
投稿添削特典付き(21日間)の文章スクール
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
山口拓朗ライティング塾

◎執筆、講演、取材の依頼はお気軽に
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
お問い合わせ
★中学生にも分かる! 「ダメな文章」が「伝わる文章」に変わる!
【絶賛発売中】山口拓朗著
伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則 』(明日香出版社)
★会話力・コミュニケーション力を高めたい方へ
【好評発売中】山口拓朗著
どんな人ともドギマギせずに会話がふくらむコツを集めました! 』(三笠書房)
★ベストセラーの電子書籍
【Kindle版】山口拓朗著
ダメな文章を達人の文章にする31の方法 〜なぜ、あなたの文章はわかりにくいのか?〜
★『ダメな文章を達人の文章にする31の方法』の続編
【Kindle版】山口拓朗著
文章が変わると人生が変わる!文章力アップ33の方法〜

記事はお役に立ちましたか?

以下のソーシャルボタンで共有してもらえると嬉しいです。

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
Pocket