伝わる文章の書き方/ステーキを売るな、シズルを売れ
「ステーキを売るな、シズルを売れ」
これは、エルマー・ホイラーという経営アドバイザーの有名な言葉です。
シズル(sizzle)というのは、ステーキを焼くときの「ジュージュー」という音のことです。
鉄板でステーキを焼くときのおいしそうな匂い、したたる肉汁、「ジュージュー」という音などをイメージさせる見せ方をしたほうが、売り上げに直結するというわけです。
今では「被写体の魅力が伝わる」という意味で「シズル感」という言葉が使われています。
たしかに、生肉のかたまりを目の前にただドンと置かれても、あまり食欲はわきません。
しかし、肉汁を飛び散らせながら、鉄板の上で豪快に焼かれるステーキの写真を見せられたら、がぜん食欲がかき立てられます(笑)。
文章にも同じことがいえます。飛び散る肉汁や匂いを読み手にイメージせることができたら、興味をもってもらえる可能性がグンと高まるのです。
<例1>
甘くておいしいブドウです。
<例2>
口のなかでジュワっと甘さが広がるブドウです。
食べたくなるのは、<例2>ではないでしょうか。
「シズル感」の正体は、受け取り手の五感を刺激する表現力(言葉と言葉の使い方)です。それが、主人公であるモノの価値・魅力と上手に結びついたときに、文章に臨場感や訴求力が生まれます。
「シズル感」を表現できる書き手は、かなり上級の文章スキルを持っているといえるでしょう。
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