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語り部、文筆家の平野啓子/「学びの時評」

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2004.9.17
幼い子供は、何かを訴えたくても、表現するタイミングや術を知らないことが多い。でも、子供は、大人が必ず自分の方を見てくれている信じているし、そう願っている。そんな子供の一人一人の状況を見ることは、先生の重要な役割だと思う。その小さな目配りを、子供は敏感に感じ取り、優しさ、温もりといったかけがえのない精神が心や身体に宿るのではないか。

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