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伝わる文章の書き方/読みづらい文章の元凶は「一文の長さ」にあり

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インターネット上で、
「読みづらい文章」を見つけました。
そのままの引用はよろしくないので、
内容に手を加えてご紹介します。
(文章の構造だけ残しています)
<文章A>
自分を大事にするということ、守るということは、自分のことを、何事に対しても責任を取らなくてもいい、誰かがなんとかしてくれるだろうと思考を停止させることではなく、あらゆる事象の原因が自分自身にあることを認め、人生に対する全責任を自分で負うことが大切です。
↑読みづらい原因は
いくつかありますが、
なにはさておき「一文が長い」
ことが元凶でしょう。
まずは全体の構造を
整理してみましょう。
(※不要な言葉は一部カット)
冒頭の主語
「自分を大事にするということ、守るということは」
には、以下の2つの文が対応します。
1:何事に対しても責任を取らなくてもいい、誰かがなんとかしてくれるだろうと思考を停止させることではない
2:あらゆる事象の原因が自分自身にあることを認め、人生に対する全責任を自分で負うことです
一文に上記1、2を一緒に
盛り込んだのが<文章A>です。
この1、2を独立させるだけで
かなり読みやすくなるはずです。
<文章Aの修正>
自分を大事にするということ、守るということは、何事に対しても責任を取らなくてもいい、誰かがなんとかしてくれるだろうと思考を停止させることではありません。あらゆる事象の原因が自分自身にあることを認め、人生に対する全責任を自分で負うことです。
最後に、
ナカグロ(・)と鍵カッコを使って、
もう少しだけ読みやすくしましょう。
自分を大事にする・守るということは、「何事に対しても責任を取らなくてもいい」「誰かがなんとかしてくれるだろう」と思考を停止させることではありません。あらゆる事象の原因が自分自身にあることを認め、人生に対する全責任を自分で負うことです。
読みやすくなったと思います。
一文が長くなればなるほど
読み手の理解度が下がりやすくなります。
一文を短くまとめて、
読み手に余計なストレスを
与えないようにしましょう。
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