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文章をふくらます方法

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「ふくらます」のではなく「加える」

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Q:A4用紙3枚の論文を書かなければいけません。
でも、言いたいことをまとめると1枚で終わってしまいます。
3枚にふくらませるには、どうしたらいいでしょうか?
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文章の企業研修に参加された方から受けた質問です。
「1枚でまとまるなら1枚でいいのでは?」と
アドバイスしたいところですが……論文の種類によっては
「◯枚で書きなさい」「◯文字で書きなさい」「◯ページで書きなさい」と
指定されるケースが少なくありません。
 
最もよくない対応が「ムリやり膨らます」というもの。
もともと簡潔に書かれている文章をムリやりふくらましてしまうと、
冗長になり、メッセージが伝わりにくくなります。
つまり、論文の質が下がってしまうのです。
 
では、どうやってふくらませばいいのか?
 
「ふくらます」のではなく、「加える」のです。
 
たとえば、もともとの論文の構成が「結論→根拠→具体例」だった場合、
それぞれの項目をふくらますのではなく、まったく別の具体例を盛り込むのです。
 
「結論→根拠→具体例1→具体例2→具体例3→具体例4」といった具合です。
 
【結論】コスト削減を進めるべき
【根拠】ムダな支出が多すぎるため
【具体例1】広告費を減らす
【具体例2】仕入れ先を変える
【具体例3】接待交際費を減らす
【具体例4】人件費を削る
 
この方法であれば、文量も稼げますし、
論旨が深まって、説得力も高まります。
 
逆に、大幅に文量を減らさなくてはいけないときは、
全体を少しずつ削るのではなく、
大きなカタマリごと“ゴソっ”と外したほうがいいでしょう。
 
先ほどの例でいえば、具体例1と3を丸ごと外して
「結論→根拠→具体例2→具体例4」のような形にするのです。
 
大幅に文量を増やすときは「ふくらます」のではなく「加える」、
大幅に文量を減らすときは「全体を少しずつ削る」のではなく「“ゴソっ”と外す」。
 
この考え方を基本路線にするといいでしょう。

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