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伝わる文章の書き方/読む人の「想像力」をかき立てよう

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次のふたつの広告があったとします。
どちらに興味を引かれますか?
1:背景がスカイブルー。
  そこに「ハワイへ行こう!」の文字
2:背景に写真(ヤシの木や真っ青な海の写真)
  そこに「ハワイへ行こう!」の文字
おそらく、ほとんどの方が
2に興味を引かれるでしょう。
つまり、ハワイに行きたい、
という気分になるはずです。
なぜなら、写真の情報量は
文章よりも圧倒的に多いからです。
ほぼ100%の表現力。
それが写真の魅力でしょう。
では、文章は写真に勝てないのか?
答えは——NOです。
写真には「ほぼ100%」の
表現力がありますが、
100%以上の情報量は、
なかなか得られにくいのです。
一方、文章の場合、
読む人の「想像力」を
かき立てることで、
ときに100%以上の情報量を
読み手に与えることができます。
村上春樹の小説がおもしろいのは、
(あ、つまらないという方もいますね・笑)
「想像力」がかき立てられる
からではないでしょうか?
もちろん、
読者の「想像力」に頼る以上、
ときに誤解を生むこともあるでしょう。
浅い読み方をする人から
深い読み方をする人まで
人によってバラつきも出ます。
しかし、
そこが文章の面白さです。
文章の醍醐味です。
読む人の「想像力」をかき立てることで、
写真のような平面ではなく、
立体的な表現をすることができるのです。
ときには、時空さえ行き来します。
文章には、読む人の脳内に
「制約のない世界」を
作り出す力があるのです。
冒頭の広告。
「ハワイへ行こう!」の一文に
「自分を取り戻す。」の
サブキャッチを付けるだけで、
グっと奥行きが出ませんか?
もし、文章の表現力を高めたいなら、
読む人の「想像力」をかき立てることに
注意を注ぐようにしましょう。
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