伝わる文章の書き方/初めに結論を書く!
読む人の気持ちを引きつけるには、
文章の冒頭で結論を書く。
これは、あらゆる文章において
有効な方法です。
<例文>
この町に越して来てから、
早いもので5年が経ちました。
土地勘のない私たち家族を
あたたかく迎え入れてくれた皆さまに
改めて感謝申し上げます。
来月、福岡に引っ越すことになりました。
<例文の修正>
来月、福岡に引っ越すことになりました。
この町に越して来てから、
早いもので5年が経ちました。
土地勘のない私たち家族を
あたたかく迎え入れてくれた皆さまに
改めて感謝申し上げます。
一番重要な結論(メッセージ)は、
「来月、福岡に引っ越すこと」です。
しかし、<例文>では、
その肝心な結論が、
最後まで登場しません。
<例文>を読んだ人は、
「今さら改まって、
この人は何を書いているんだろう?」
と少しじれったい気持ちになります。
最後にきて思いがけず
「福岡への引っ越し」を告げられて、
「え、そうなの?」と
驚かされてしまうのです。
一方、<例文の修正>では、
福岡に引っ越すことが、
冒頭で書かれています。
冒頭で結論(メッセージ)が
把握できるので、
読む人が、その後の文章を
安心して読むことができます。
このように、
同じ内容の文章でも、
結論の位置が変わるだけで、
読む人に与える印象が
まったく異なります。
結論を出し惜しみする文章は、
読む人にとって不親切です。
じれったさを感じた人が、
途中で読むのをやめてしまう
可能性もあるでしょう。
冒頭で結論を書き、
読む人の気持を引きつける。
読む人に優しく、
精読率も上がる。
一石二鳥の文章構成です。
※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※
◎仕事・ブランディングにブログを活用しよう
投稿添削特典付き(21日間)の文章スクール
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
山口拓朗ライティング塾
◎執筆、講演、取材の依頼はお気軽に
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
お問い合わせ
★中学生にも分かる! 「ダメな文章」が「伝わる文章」に変わる!
【絶賛発売中】山口拓朗著
『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則 』(明日香出版社)
★会話力・コミュニケーション力を高めたい方へ
【好評発売中】山口拓朗著
『どんな人ともドギマギせずに会話がふくらむコツを集めました! 』(三笠書房)
★ベストセラーの電子書籍
【Kindle版】山口拓朗著
『ダメな文章を達人の文章にする31の方法 〜なぜ、あなたの文章はわかりにくいのか?〜』
★『ダメな文章を達人の文章にする31の方法』の続編
【Kindle版】山口拓朗著
『文章が変わると人生が変わる!文章力アップ33の方法〜』
記事はお役に立ちましたか?
以下のソーシャルボタンで共有してもらえると嬉しいです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓