伝わる文章の書き方/比較で情報を厚くする
文章を書くとき、
「比較」を用いると、
情報に厚みが出ます。
<例文A>
スーパーに行ったら、
小松菜が1袋100円で売られていた。
<例文B>
スーパーに行ったら、
昨日は1袋200円だった小松菜が
今日は100円で売られていた。
<例文A>が示す情報は
「小松菜の値段」です。
一方、<例文B>が示す情報は、
「小松菜の値段」と
「小松菜の値段の変動」です。
しかも、この変動情報を
盛り込むことによって、
<例文B>は、もうひとつの
重要な情報を導き出しています。
その情報とは、
「今日の小松菜はお買い得」
です。
単体では見えないことが、
他の何かと比べることで
ありありと見えてくる。
これが、比較の効用です。
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