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伝わる文章の書き方/「文章を書くのって難しいなあ」を喜ぼう!

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文章を書いていて「難しい」と思う瞬間があります。
理想とする文章の姿を100とするならば、
50や60にしか感じられないときなどです。
100に到達できない原因は、その都度、さまざまです。
論理がちぐはぐなときもあれば、
よい具体例を示せないときもあれば、
気の利いた比喩がひねり出せないときもあります。
そもそも核となるメッセージ自体が脆弱。
そんなときもあります。
では、「難しい」と感じるのは、
いいことなのでしょうか?
それとも悪いことなのでしょうか?
もちろん(と、あえて書きますが)、前者です。
なぜなら、「難しい」と感じるのは、
目の前のハードルが見えている証拠だからです。
そのハードルを超えることができれば、
確実にいい文章になることが分かっている。
それが「いいこと」ではなくて何なのでしょう。
あとは、乗り越えればいいだけの話です。
私にしてみれば、
目の前にハードルがあるにも関わらず、
その存在に気がつかずに、
ゴールへ突き進んでしまうことのほうがよほど恐怖です。
論理がちぐはぐなまま、
具体例を示せぬまま、
気の利いた比喩を示せぬまま、
脆弱なメッセージのまま、
人に文章を届けてしまうのですから。
名編集者である見城徹氏の言葉に
次のようなものがあります。
「スムーズに進んだ仕事は疑え」
もちろん、すべてのスムーズが
「悪いこと」とは思いません。
いや、できればスムーズに仕事を進めたい(笑)
しかし、目の前にあるハードルに気づかずに、
そのままハードルの脇をすり抜けて
ゴールへと突き進む「スムーズ」は危険です。
文章を読む人も不幸ですが、
書き手にとっても不幸です。
自己成長の機会を逃しているわけなので。
あなたが文章を書くときに
「難しい」と感じることがあるとしたら、
それは、目の前にあるハードルに
気づいているからかもしれません。
そのハードルは、
あなたが、いい文章を書きたいと思っているから
見えたのではないでしょうか。
だから「難しい」を喜びましょう。
超えられないハードルはありません。
ハードルを超えれば、読者は喜び、自分も成長できます。
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