山口拓朗公式サイト
山口拓朗公式サイト > 伝わる文章の書き方 > 伝わる文章の書き方/「恥ずかしい」と思いながら文章を書いていませんか?

伝わる文章の書き方/「恥ずかしい」と思いながら文章を書いていませんか?

Pocket

359.jpg
<恥ずかしい>
 
誰もが一度は抱いたことのある感情でしょう。
 
一度どころか常に「恥ずかしい」と感じている人もいるでしょう。
 
わたしは、感情自体に良いも悪いもないと思っています(喜怒哀楽……すべて)。
 
むしろ、感情があるから人間はおもしろい、と思っています。
 
とはいえ、もしも文章を書くときに、
常に「恥ずかしい」という気持ちを抱いているとすれば、
少し注意する必要があります。
 
なぜなら、「恥ずかしい」という感情は、
どちらかというと「自己防衛的」な感情だからです。
 
「恥ずかしい」の裏には、「こんなことを書いたら人から
◯◯と思われるんじゃないだろうか……」という不安があるのです。
 
もっと言えば、人からよく思われたい。人前でカッコつけたい。
人から△△と思われたい——という具合に「自分都合」の気持ちがあるのです。
 
自分を守ることに意識が向いている人の文章を、
あなたは読みたいですか?
「この人は、自分都合で文章を書いている」
「この人は、本音を書いていない」「この人の言葉は表層的だ」
「この人は心を開いていない」——読み手であるあなたは、
きっと、そんなふうに感じるのではないでしょうか。
 
読み手の立場に立てば、おのずと答えが見えてくるはずです。
 
もちろん、「恥ずかしいという感情を捨てろ!」とは言いません
(ムリに捨てようとしても残るのが感情です)。
  
実際には、「恥ずかしい」という気持ちを多かれ少なかれ抱えながらも、
読む人のために(!)自分の感情にどう折り合いをつけるか。
そこが大事なポイントです。
 
折り合いをつけられなければ、
あなたの「恥ずかしさ」は読む人に見透かされます。
それこそ「恥ずかしい」状態ではないでしょうか。
 
折り合いのつけ方は、そう難しいものではありません。
 
あなたが真に読む人のために文章を書こうとしたとき、
「自分都合」の「恥ずかしさ」が不思議と和らいでいくはずです。
読む人に対する貢献の意識が、あなたの「恥ずかしさ」に折り合いをつけさせる特効薬です。

※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※
◎執筆、講演、研修、取材の依頼はお気軽に
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
お問い合わせ
★日本初! 決して「書かずに」みるみる文章が上達するトレーニング方法!
書かずに文章がうまくなるトレーニング』(サンマーク出版)
★メールからSNSまで。文章コミュニケーションを武器にする方法!
だから、読み手に伝わらない! もう失敗しない文章コミュニケーションの技術』(実務教育出版)
★セールス文から企画書作りまで。社会人必須の“売る”文章術!
買わせる文章が「誰でも」「思い通り」に書ける101の法則』(明日香出版社)
★中学生にも分かる! 「ダメな文章」が「伝わる文章」に変わる!
伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則 』(明日香出版社)
★会話力・コミュニケーション力を高めたい方へ
どんな人ともドギマギせずに会話がふくらむコツを集めました! 』(三笠書房)
★ベストセラーの電子書籍
ダメな文章を達人の文章にする31の方法 〜なぜ、あなたの文章はわかりにくいのか?〜
★『ダメな文章を達人の文章にする31の方法』の続編となる電子書籍
文章が変わると人生が変わる!文章力アップ33の方法〜

記事はお役に立ちましたか?

以下のソーシャルボタンで共有してもらえると嬉しいです。

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
Pocket