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伝わる文章の書き方/「句点」と「読点」はどちらが大事?

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「句点」と「読点」はどちらが大事でしょうか?
句点はマルで、読点はテンです。
どちらも大事に決まっています。
と言いたいところですが、圧倒的に「読点」が大事です。
まずは次の文章をお読みください。
そのランナーは全速力で先を走るランナーを追いかけた。
はい、ここで質問です。
全速力で走っているのはどちらでしょうか?
そのランナー? それとも、先を走るランナー?
読点のない上記の文章では判断がつきません。
では、全速力で走っているのが「そのランナー」の場合、読点はどこに打てばいいでしょうか。
答えは次のようになります。
そのランナーは全速力で、先を走るランナーを追いかけた。
一方、全速力で走っているのが「先を走るランナー」の場合、読点はどこに打てばいいでしょうか。
答えは次のようになります。
そのランナーは、全速力で先を走るランナーを追いかけた。
※本来なら文章をいじるところですが、ここでは読点の重要性を説明するために、あえて文章はいじりません。
読点をどこに打つかは自由ですが(読みやすさを重視するのがベター)、言葉の意味を変えてしまう読点については十分に気をつけましょう。
ちなみに、プロのライターが媒体に記事を書く場合は、媒体によって読点の打ち方を変化させます。
個人的な傾向としては、趣味系の媒体ほど読点を多く打ち、インテリ系、ビジネス系の媒体ほど読点を少なく打っています。
ふつう媒体というのは、ターゲットとなる読者に適した文章スタイルを採用していますので、そのスタイルに準ずる必要があります(意味が分かりにくくなる読点の増減はできるだけ避けたいですが……)。
もちろん、書き手のキャラクターを重視する媒体(企画)であれば、語調やノリを重視して読点を打っても構わないでしょう。
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