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伝わる文章の書き方/長すぎる文章にご注意!

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一文が長い文章というのは、なんとなくカッコよく見えますが、読者にとっては分かりにくいことが少なくありません。
一流の作家であれば、長い文章が「味」になることもありますが、一般的には「分かりにくくなる」リスクが高くなるだけです。
長すぎる文章は、できるだけ避けたほうがいいでしょう。
<例文>
ようやく大学卒業のメドが立ったので、ぼくは東京へ行き、就職活動を始めましたが、面接は散々な結果に終わり、どうしたものかと父に電話をかけたところ、母の具合がよくないということだったので、東京での就職活動を諦めて、とりあえず実家に戻ることにしました。
長っ。。。
流れを丁寧に追えば、意味は分かります。
ただ、読者は余計な神経(集中力)を使わなければならないので、ちょっとしたストレスを感じます。
いい文章は、相手にストレスを与えない文章でもあります。
先ほどの文章を直してみましょう。
<例文の修正>
ようやく大学卒業のメドが立ちました。ぼくは東京へ行き、就職活動を始めました。しかし、面接の結果は散々でした。どうしたものかと父に電話をかけたところ、母の具合がよくないということでした。ぼくは東京での就職活動を諦めて、とりあえず実家に戻ることにしました。
1センテンスだった文章が、5センテンスに分かれました。
「大学を卒業した」「東京へ行った」「就職活動を始めた」「面接は散々だった」「父に電話をかけた」「母の具合がよくないと言われた」「就職活動を諦めた」「実家に戻った」
そもそも<例文>には、これだけの情報量が詰まっています。
これを1センテンスで収めたら、分かりにくくなるのも当然です。
<例文>ではかろうじて意味は通じていますが、文章を書き慣れていない人が書くと、完全に意味が分からなくなってしまう可能性もあります。
「ん? この文章何が言いたいの? なに、お母さんが就職活動……?」みたいな。
文章は「1センテンス=1情報」という原則を覚えておきましょう。
あまりにも箇条書きっぽくなってしまうときは、2~3情報を盛り込んだセンテンスも織り交ぜて、文章全体に緩急をつけるといいでしょう。
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