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伝わる文章の書き方/「に」と「で」の違い

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次のどちらが正しいでしょうか?
<1>:公園に行く
<2>:公園へ行く
「に」は目的地(移動や変化の結果)、「へ」は方向(移動や変化の過程)に重心を置いた言葉です。
公園は目的地なので、<1>が正しいです……といいたいところですが、公園を目指すという意味では、方向を示しているといえなくもありません。
つまり、<1>と<2>のどちらも使うことができます。
ただし、方向ではなく、限定的な事柄を示す以下のようなケースで「へ」を使うと違和感があります。
【「へ」が使えないケース】
×講演会へ行く ◎講演会に行く
×旅行へ行く ◎旅行に行く
×野球へ行く ◎野球に行く
×選挙へ行く ◎選挙に行く
一方、方向を強調する以下のようなケースでは、逆に「に」を使うことができません。
【「に」が使えないケース】
×学校にの道 ◎学校への道
×表に出ろ ◎表へ出ろ
×前にと突き進む ◎前へと突き進む
個人的な印象としては「に」のほうが適用範囲が広く、「へ」のほうが適用範囲が狭いという気がします。
「へ」の多くは「に」に置き換えることができますが、逆に「に」から「へ」は、置き換えにくいケースもあります。
なんだかややこしいなあ、とう方は、ひとまず「へ」を使わなければいけないケースだけ押さえておきましょう。
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