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伝わる文章の書き方/修飾と被修飾の距離を近づけよう 改訂1

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「悪文」を定義するのは難しいところですが、ひとつには「意味が分かりにくい文章」が挙げられます。
「んっ? 何のこと言ってるの?」と、思わず2度読みしてしまうような文章です。
さて、次の文章はどういう内容のことを言っているでしょうか?
<私はAがBがCが運転をするクルマに同乗していたと連絡したと思った>
瞬時に理解できた人はあまりいないと思います。
冒頭から8文字で「私は」「Aが」「Bが」「Cが」と4人が登場します。
冒頭にして、キャストが総出演です。
総出演は別にいいのですが、問題なのは、4人がそれぞれどの言葉にかかるかが明確になっていないことです。
それが、この文章を悪文にしてしまっている最大の理由です。
そこで、文章を一度分かりやすく分解してみましょう。
「私は、思った」「Aが、連絡したと」「Bが、同乗していたと」「Cが、運転をするクルマに」
こうなります。
この分解作業では「何が何にかかっているか」、つまり「修飾と被修飾の関係」を明確にしました。
もっと具体的にいうと、修飾と被修飾を近づけました。
あとは、近くなったこの距離を崩さずに文章を組み立てるだけす。
一番分かりやすいのは、次のような文章でしょう。
<私はCが運転をするクルマにBが同乗していたとAが連絡したと思った>
いかがでしょう?
だいぶ分かりやすくなったと思います。
主語と述語は最初と最後で離れますが、そのほかは近づけたままです。
もちろん「修飾と被修飾を近づける」というのは、あくまでも原則です。
なかには、離れていても分かりやすいケースや、リズムとしてあえて離すケースなどもあります(文学などではあえて読みにくくする場合もあるでしょう)。
ただ、通常「悪文=分かりにくい文章」では、「修飾と被修飾が離れている」ケースが少なくありません。
「修飾と被修飾を近づける」だけで、文章が格段に読みやすくなります。
文章を読み返して「なんだか読みづらいなあ」と思ったときに、少し注意してみるといいでしょう。
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