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伝わる文章の書き方/伝わる文章、書けていますか?

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「えっ?」「これどういう意味?」「何のこと?」
読者にそんなふうに思わせる文章を書く人が少なくありません。
どんな内容のものであれ、読者が(理解できずに)何度も読み返してしまう文章は、いい文章とはいえません。
読者のなかには「何のこと?」と思った時点で、読むのをやめてしまう人もいると思います。
文章とは、基本的に「伝わらないもの」だと思っておいたほうがいいでしょう。
いちばんの問題は、読者に「何のこと?」と思わせる文章を書く方の多くが「自分の文章は伝わっている」と思い込んでいることです。
この思い込みほど危険なものはありません。
私も編集者→ライターとして15年のキャリアがありますが、未だに原稿を書くときは「自分の書いた文章は、ちゃんと伝わっているだろうか?」という懐疑の視点を持つようにしています。
書き手が発信した内容(情報、気持ち、メッセージ)が読者に100%理解されることはまずありません。
8割も理解してくれたら上出来。6割程度でも及第点ではないでしょうか。
「読者に半分しか伝わらないのが文章だ」ということを覚えておいてください。
では「伝わる文章」を書くにはどうしたらいいでしょうか?
文章を推敲するときに、自分が小学生になったつもりで読んでみることです。
そして「小学生にはちょっと理解できないかもしれないなあ」と思ったら、小学生でも理解できるように、噛み砕いて書き直してください。
今書いているこの記事から例を挙げましょう。
<伝わりにくい文>
そんなふうに思わせる文章を書く人が少なくありません。
<伝わるように配慮した文>
読者にそんなふうに思わせる文章を書く人が少なくありません。
<伝わりにくい文>
「何のこと?」と思った時点で、読むのをやめてしまう人もいると思います。
<伝わるように配慮した文>
読者のなかには「何のこと?」と思った時点で、読むのをやめてしまう人もいると思います
もしかすると「読者に」や「読者のなかには」がなくても意味は伝わるかもしれません。
しかし、あったほうが「理解しやすいだろう」と私は判断しました。
このように「伝わる文章を書く」ということは、「読者の視点を大事にする」ということでもあります。
今回、皆さんの文章でとくに目立ったのが、「ダレダレが」(主語)や「ナニナニを」(目的語)が省略されているケースです。
おそらく本人は「文章の流れで分かるだろう」と無意識のうちに省略しているのだと思いますが、流れだけでは分かりづらいことも多々あります(流れをつかむのが苦手な人もいます)。
「流れで分かるだろう」という思い込みは捨てて、ていねいに噛み砕きながら文章を書くクセをつけてください。
この作業をくり返すうちに、少しずつ読者に「伝わる」文章が書けるようになっていくはずです。
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