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伝わる文章の書き方/あっさり味の文章はつまらない!

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ブログで日記を書くときに、あまりにあっさり味(プレーン味)な文章だと、読者の興味・関心を引くことができません(書き手のファンであれば別ですが)。
あっさり味の文章に「味付け」をするには、どうしたらいいでしょうか?
例を挙げて、分かりやすく解説したいと思います。
<例文>
今夜は家族で外食をしました♪
都内のイタリア料理屋さんです。
パスタもピッツァもおいしいく、ワインもいけます。
値段はそこそこしますが、満足度はとっても高いです。
また行きたいと思いま~す!
↑よく見かける日記調の文章です。
意味が不明瞭ということはありません。
ただし、文章があっさり味すぎるため、読んでいておもしろくありません。
「おもしろい」というのは、何も「笑えない」という意味ではなく……、強いてい言うなら「ふーん」で終わって、10秒後には忘れ去られている文章です。
<例文>に書かれているのは、最低限の情報といえるでしょう。
この文章に「味付け」をしたいと思います。
<例文の修正>
主人の正月休みも今日が最終日につき、今夜は珍しく家族で外食をしました(おせち料理はもううんざり!・笑)
選んだお店は、グルメな友人も太鼓判を押していた恵比寿で評判のイタリア料理屋「▲▲▲」さん。
パスタは汁だくのボンゴレ、ピッツァはクリスピーな生地のローマ風がオススメ~。
マルゲリータなんて、サクサクのトロトロ(モッツァレラチーズがまじ旨っ!)。
家族4人で何回「おいしい!」と言ったか分かりません(笑)。
ワインも10カ国、常時200本を揃えていて、主人はチリ産の白ワインを舐めては「メ~メ~(旨い旨い)」と鳴いていました。
「サイゼ○ア」と比べたら5倍以上の価格ですが(笑)、満足度の高さを勘案すると、むしろリーズナブルに感じられるほどです。
「▲▲▲」は恵比寿から徒歩○分。○○ビルの裏手にある半地下のお店です。
大人数の予約も受け付けているみたいので、カジュアルなパーティなどにも使えますよ~。
お店のURLはコチラ↓
http//~
↑修正する際に意識したのは以下の3点です。
▲行動の理由を説明する
<正月休み最終日につき~、グルメな友人も太鼓判を押していた~>
▲具体的な情報を盛り込む
<ピッツァ、ワイン、価格、店舗についての具体的な情報・描写>
▲個人的なエピソードや感想を挟む
<おせち料理はもう~、家族4人で何回「おいしい!」~、「メ~メ~(旨い旨い)」と~>
これくらい「味付け」してある文章であれば、外食時の情景がリアルに目に浮かんできます。
仮に読者が、初めてブログを訪れた方でも「おっ、なんだかよさそうなイタリア料理屋さんがあるゾ」と、有益な情報を得ることができるのです。
読者が有益な情報を手にするということは、書き手自身が「有益な情報を発信できる人」として評価されることにほかなりません。
なかには、ファンになってくれる方もいるでしょう。
もちろん、「味付け」をするには、時間も手間も労力もかかります。
しかし、それを「する」か「しない」かで、書き手の文章の価値が決まってくる気がします(一般論としてですが)。
お客さん(読者)に、インスタントコーヒーを出したいのか、豆を挽いてドリップしたコーヒーを出したいのか。
文章を上達させたいのであれば、後者を目指すことをオススメします。
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