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伝わる文章の書き方/自信のなさは、あいまいな語尾に宿る?

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文章を書く際、自分の意見を明確にしたときは、あいまいな語尾を使いすぎないようにしましょう。
<例文>
この映画がアカデミー賞を獲得するのは、少し厳しいのではないだろうか。
最近のハリウッドは、ただでさえ「勧善懲悪」に冷たいところがある気がする。
それは、対テロ戦争の長期化により、国民に厭戦気分が漂っているからだとも言えるし、
リーマンショック以降の不景気が重くのしかかっているせいだとも言えなくはない。
アメリカ国民が求めているのは、物事の光と影を公平に描いたリアルな物語ということになるのだろう。
<例文の修正>
この映画がアカデミー賞を獲得するのは厳しいだろう。
最近のハリウッドは、ただでさえ「勧善懲悪」に冷たい。
それは、対テロ戦争の長期化により、国民に厭戦気分が漂っているからだ。
リーマンショック以降の不景気も重くのしかかっている。
アメリカ国民が求めているのは、戦争の光と影を公平に描いたリアルな物語のはずだ。
あいまいな語尾が減ると、文章の説得力が増し、読み手に意見・意思が伝わりやすくなります。
文章がすっきりして読み易くなる効果もあります。
「~だとも言える」「~とも言えなくはない」「~ではないという気もする」「~ではないとも考えられる」「~と言ってもいい」「~だろうと思う」
豊富な日本語の語尾は、感情の微妙な揺れを表現するときや、ニュアンスに正確性を求める際に重宝します。
一方で、闇雲に使いすぎると、あいまいで要領を得ない文章になってしまいます。
せっかく意見を書いても「この人、自信がないのかな?」と思われては本末転倒です。
意見を明確に伝えたいときは、できるだけあいまいな語尾避けて、語尾を言い切るようにしましょう。
便利な「~ではないか」という問題提起も、せいぜい一ヶ所にとどめておきましょう。
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