伝わる文章の書き方/情報を正確に伝えたいときは「数字」を活用しよう!
「大きい」「高い」「多い」「早い」「しばらく」「ゆっくり」などの言葉は、受け取るイメージが人それぞれ異なります。正確性が求められるビジネスシーンでは、具体的な数字に置き換えましょう。
<例文1>
明日の定例ミーティングは、通常より早く開始します。参加者が増える見込みですので、担当者は資料のコピーを多めに用意しておいてください。
もしあなたが担当者なら「早く」って、どれくらい早く? 「多めに」って、どれくらい多め? と思うのではないでしょうか。この漠然とした指示では、具体的な行動に落し込むことができません。
<例文1の修正>
明日の定例ミーティングは、通常より10分早く、9時50分から開始します。参加者が5人ほど増える見込みですので、担当者は資料のコピーを全部で20部用意しておいてください。
「10分」「9時50分」「5人ほど」「全部で20部」などの言葉を補いました。これだけ具体的な指示を受ければ、担当者も安心できますし、何よりもミスをする可能性が減るはずです。
情報を正確に伝えなければいけないときは、具体的な数字を活用しましょう。これは、文章と会話のどちらにもいえることです。
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