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プロインタビュア 吉田豪さんのスゴさとは?

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先日、ドキュメンタリー番組「情熱大陸」で
プロインタビュアの吉田豪さんが
取り上げられていました。
吉田豪さんといえば、
サブカルから政治まで、
幅広いジャンルで活躍されている
売れっ子のインタビュアです。
番組内でも「さすがだなあ」と思わせる
インタビュー術がいくつもありました。
吉田さんの何がスゴいのか?
取材相手の懐に飛び込むのがうまい!
これに尽きます。
どんな取材相手に対しても、
タイミングを見計らって、
「この人、私の気持ち(考え)を
 わかってくれているんだなあ」
あるいは
「この人、私のことを
 ちゃんと見てくれているんだなあ」
と思うような言葉を発するのです。
吉田豪さんが
小泉今日子さんをインタビューした原稿に
次のようなものがありました。
「いきなりですが、
 新譜『コイズミ シャンソニエ』最高でした!
 ボク、『厚木I.C』が本当に好きで、
 いまでもすごいよく聴いているんですが、
 それに次ぐぐらいに良かったと思いますよ」
さすがです(笑)
さすがなのは、
新譜をホメたからではありません。
『厚木I.C』という古い作品を持ち出し、
新譜はその次によかった、
と具体的に話した点です。
この言葉の裏側にあるのは、
私はあなたの曲を全部聞いています、
というアピールです。
そのアピールを自然な形で
できてしまうところが、
吉田豪さんのスゴさでしょう。
先ほど吉田さんについて、
「取材相手の懐に飛び込むのがうまい」
と書きましたが、
それを可能にしているのは、
徹底した準備にほかなりません。
吉田さんは、
事前に取材相手について、
徹底的に調べ上げます。
取材相手に関連する
書籍や雑誌記事、動画などには、
ことごとく目を通すとのこと。
凡百のインタビュアであれば、
「新譜『コイズミ シャンソニエ』、よかったです」
で終わらせてしまうところで、
吉田さんは、個人的な感想として
『厚木I.C』を持ち出す。
そこにあるのは、
相手への「好意」です。
取材される立場としては、
自分とまっすぐ向き合ってくれている気がして
嬉しいものでしょう。
心もパカっと開くはずです。
徹底的に下調べする理由を聞かれて、
吉田さんは、次のように答えています。
「最低限の礼儀としてやること」
やはり、プロ中のプロは、
準備を怠りませんね。
いや、
準備に命さえかけている。
いいものを見させてもらいました。
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