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差別意識に気づかせてくれた先輩のひと言

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連載【聞く力。話す力。書く力。】No.207
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20代半ば、まだ新米の編集者だった当時、
先輩の編集者に叱られたことがあります。
私がこんな発言をしたからです。
「こんどの取材では、
 カメラマンの○○さんを
 使おうと思うのですが、
 どうでしょうか?」
先輩は言いました。
「使うじゃなくて、
 お願いする、だろ」
私はハっとしました。
「使う」という言葉は、
立場が上の人が、
相手を見下ろす言葉です。
もっといえば、
相手を道具か何かだと
勘違いしている言葉です。
たしかに、
カメラマンに仕事を依頼すれば、
カメラマンには出版社から
ギャラが支払われます。
しかし、だからといって、
「使う」というような
傲慢な言葉を
使っていいはずがありません。
私は、無意識のうちに
「使う」という言葉を
使っていました。
無意識だから仕方ない?
答えは、もちろんノーです。
むしろ、無意識だからこそ
問題は根深いともいえます。
無意識に放たれる言葉には
本音が表れますので。
つまり、私は心のどこかで、
編集者はカメラマンに
仕事を「あげている」存在、
つまり、上の立場の人間だと
思い込んでいたのです。
「使うじゃなく、
 お願いするだろ」
先輩が放ったこのひと言は、
まだ若い私が密かに持っていた
差別意識に気づかせてくれました。
お金の流れがどうあれ、
人を敬えなければ、
いい仕事はできません。
(仕事に限りませんね)
あのとき、
私を叱ってくれた先輩には
心より感謝しています。
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